日常のちょっとした工夫で、自力でできる!~車いすのブレーキレバー~
ベットから車いすなどへの移乗は自力で可能です。
車いすに乗車後は右足を使用して自在に動くことができます。
しかし車いすのブレーキを使うとき
右手は手を伸ばせばブレーキレバーを倒せますが
左手は麻痺しているため、ブレーキに手が届きません。
麻痺側の左腕は肘関節が強く体の内側に向かって曲がるような形になっています。
そこで、
ブレーキレバーに
サランラップの芯をさしました。
すると
左側のブレーキレバーにささったサランラップを左肘あたりで操作することで
ブレーキを自力でかける、解除することが可能となりました。
ついでに右側のレバーにも同様にサランラップの芯をさしたところ
今までよりも軽い力でブレーキをかけることができるようになり、
ブレーキをかけるときの負担が減りました。
上記の方は例です。
こんなかんじで、
車いすのブレーキレバーにサランラップの芯をさしている方、けっこういらっしゃるんですよ!
サランラップの芯にかわいらしいカバーをかけて
サランラップの芯らしからぬ素敵な見栄えにしていらっしゃる方も見たことがあります。
私は最初に見たときに感動しました。
ちょっとした工夫で
できないことができるようになるんですよね。
このすばらしい、「日常生活の知恵」「介護の知恵」
どこかのどなたかが考え出して、やりはじめたことが広がっているんですよね。
介護の世界ではこういうのを「自助具」なんて言ったりしますね。
訪問先で「なるほど~」と思うような工夫をいろいろ見て学んでいる毎日です。
思い出したり、また新しい情報を知ったら、書き込んでいきたいと思います。